【11月の養生(3)朝はパン派?ごはん派?】11/15配信メルマガ#20

「朝はパン♪」なんて言うCMも見かけますが、皆さん朝食にはパンを食べますか?

それともごはんですか?

いろいろなアンケート結果を見ると、パン派・ごはん派、だいたい半々のようですが、

漢方養生学的には、朝食にはごはん(お米)をオススメします!

お米は氣を上げて元氣をつけてくれる食物であり、反対に小麦は氣を下げて静める、

熱を冷ます作用があるからです。朝は眠っているカラダを目覚めさせて氣を上げていく

必要があります。そしてこれからはどんどん気温が下がり寒くなっていきますので、

なおさら朝食にはごはんが良いですね。

また、パンを食べるときに塗るバターやジャムなどは糖分や脂質が多いですし、パンを

自分で手作りされている場合はいいと思いますが、市販のパンには添加物などもかなり

たくさん含まれています。菓子パンを朝食代わりにしている人もいるかもしれませんが、

これは特に良くありません。菓子パンには大量の砂糖、質の悪い油、人工的な添加物等

がたくさん使われています。手軽に食べられて便利ですが、ぜひおにぎりなどに変えて

いきましょう。

もともと小麦が主食だった欧米諸国の人にとってはパン食もいいかもしれませんが、昔

からお米を食べてきた日本人のカラダ、胃腸にとっては、やはりお米が良いと思います。

秋は新米の美味しい季節です。朝食にはぜひお米を食べて、元氣に過ごしましょう。


朝は忙しくて時間がないとか、食欲があまり湧かないからと言って、朝食を摂らないと

いう人もいると思いますが、一日元氣に活動するためにも、朝ごはんを食べましょう。

朝は食欲がない、胃がもたれている、などの場合は、前日の夕食が影響しているかも

しれません。仕事の都合で夕食の時間が遅くなってしまう、夕食にお肉や揚げ物など

こってりした重たいもの(消化に時間がかかり胃腸に負担のかかるもの)を食べている、

というような場合は食生活を見直す必要があります。夜はできるだけ消化の良いもので、

量も少なめにしましょう。

夕食が遅くなってしまう場合はお味噌汁やスープにするのも良いと思います。旬の野菜

などをいろいろ入れて具沢山にすると、とても満足感がありますし、カラダも温まり

ますよ。


そして朝食の前には、少しでもカラダを動かしてから食べましょう。外に出て朝日を

浴び、できれば散歩や軽い体操などをすると、なお良いですね。カラダを動かすことで

内臓も目覚め、消化が良くなります。エネルギーに変わりやすくもなるので太りにくく

なるというメリットもあります。


「朝食が美味しく食べられる」というのは、ひとつの健康のバロメーターだと思います。

日中の過ごし方、夕食の内容、睡眠の質など、いろいろなことが影響してくると考えら

れますので、できるところから生活習慣、食生活を見直してみましょう。


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お読みいただきありがとうございました。

朝食に炊きたてのごはんを食べるか、コンビニなどで買った菓子パンを食べるかで、

我が家の子どもたちの機嫌も違うなと感じています。

多動、キレやすい、集中力がない、元気がない等、子どもたちの様々な精神的問題が

言われていますが、食べるものも影響しているのは間違いないと思います。

You are what you eat.あなたはあなたが食べたものでできている。食は人なり。ですね。

漢方養生アドバイザー® 吉澤茜

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